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物件名 Client ホーフベッカライ エーデッガータックス 
k.u.k. Hof backerei Edegger-Tax Kyoto
業種 Business type ウィーン菓子とパン
受託業務 Services 店舗デザイン、厨房設備、ケーキケース
所在地 Location 京都府京都市左京区岡崎成勝寺町3-2 ヴィラ岡崎1階
追加情報 Information オーストリアのグラーツにある老舗ベーカリーの日本店。公式な文献には1569年創業との記述がありますが、14世紀にはすでにベーカリーとして営業していたとも伝えられています。1883年、ハプスブルク帝国の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世のグラーツ滞在に際してパンを献上したのをきっかけに、1888年5月「オーストリア-ハンガリー帝国王家御用達」の称号を授かります。以来、王の(hof) ベーカリー(backerei) =「ホーフベッカライ」の名のごとく、宮廷にパンを献上し続けました。ハプスブルク家の象徴である“双頭の鷲”をトレードマークに使用できるのは御用達店だけに与えられた特権。海外への出店を任された野澤孝彦シェフは、2017年に東京の麹町店を閉めたあと今回の物件に出会い再出発をしました。ひとつひとつ職人の手で成形する「ハンドカイザー」や、かぼちゃの種を練りこんだ「キュルビスブロート」など、レシピの大半は王家御用達の称号を授かった当時のまま。伝統的なパン以外に焼き菓子の名店としても知られ、フランツ・ヨーゼフ1世の妻・エリザベート王妃に捧げた一口菓子「シシーブッセル」はグラーツ銘菓に数えられるほど。 第2次世界大戦の混乱のさなかにあっても営業を続けるなど、いかなるときも伝統を守り続けた老舗。先代の店主エリック・エーデッガー氏はグラーツ市の副市長もつとめ、歴史ある旧市街の保全にも貢献しました。1992年からは息子のロベルト・エーデッガー氏が跡を継ぎ、8代目として王家御用達の品格をいまに伝えています。